Dive into the Future!!!!!!!!!!!!!

ダイアナの選択」という映画を見た
銃乱射事件後の生存者の話で「お前かお前かどちらを殺すか」と迫られて生き残った方の人の人生を語ったものだという触れ込みに、興味を、持ったんだけど

正直かつ至極個人的な感想として、銃乱射事件はエッセンスにすぎず、ダメな十代を送り取り返しのつかないことをした人間は死ぬことさえ叶わず苦悶しながら生き残るのみなんだというよくわからない絶望感みたいなものを感じた
私も私でダメ以下の十代であったために変な感情移入の仕方をして、主人公のビッチに苛立つことなく見ていたんだが、一緒に見ていた知人は終わった後開口一番に「これは失敗だ!」と吐き捨てたので、つまらないといえばつまらないのだろう
好きな人はとことん好きかもしれないけど

ぶっちゃけた話、私も前半は退屈で寝そうになったし主人公の娘にイライラしたりしていたし、問題提起なのか演出なのか知らんが煮え切らないラスト、いやこういうのは嫌いじゃないしむしろ好きだけどなんかモヤモヤするんだよな

それはともかく、この映画を見て私は自分の将来の姿がそら恐ろしくなった
多分、腹の底から「幸せだ!」と叫べるような人生はきっと歩めないし、過去の過ちやら良心の呵責やらに囚われて、悶々鬱々と昔の幻覚を見ながら生きていくんだろう
私の遺伝子を受け継いで、私みたいな性格と思考回路の子供が生まれてくるかと思うとゾッとする
ガキなんか作った日にゃ私と子供はダイアナとエマ
自分みたいなのなんか自分一人でいいっつーの
青臭い反抗心と閉塞感の消化がうまくいかなかったがために、明るい未来もクソもあったもんじゃないわ、どんどん狂っていって最終的には森で死ぬんだわ、ああいいなあ森、森森森、これがほんとの森ガール
カテゴライズするのもされるのも好きじゃないけど
終始しかめっ面でキルビルにしか見えないユマ・サーマンに、私の未来を垣間見た気がした
まあ私だったら、友達と並んで銃向けられた瞬間、死にたくないとは言わない気がするなあなどと考えている辺り、主人公のビッチ、ダイアナと、大差ないんだから愚か
愚か者は結局愚か者のままなのさ