奮闘する偽装派遣実務2年目のエントリ

趣味でやったことも授業でやったこともないのについに2年目を迎えました
知識経験共に全くゼロ以下からのスタートでようやく0.1くらいはひりだせてるかなといった状況
愛も欲求も無いですが、お金と気ままな生活のために気合いと努力で前向きに向上していきたい所存です


・お仕事の観点から見たweb系と業務系の感想(技術的な話題はありません)
単に今の職場と前の職場の比較なだけかもしれないけれど

【web系】:全部が全部そうではないという前提のもとに(なにせ絶賛初体験中)
形の上ではB2BだがやっていることはB2Cとそう差は無いものを作っているためか、何を目的としてどのような機能を欲しているのか、また、何がユーザーのストレスになりうるのかが素人目にもわかりやすいので、部品を作成するにしてもレイアウト調整を行うにしても、単純に何をどうしたいのか考えるだけなら経験の浅さがネックになりにくいし、仕様も理解しやすい
エンドユーザが見えやすいのもポイント
わからないことがあればチームのメンバーにピンポイントで相談しやすいし、何よりなんのために頑張ってるんだろう感が少ないというのがいいですね
理解しやすい目的の存在はモチベーションの向上につながる
お客さんがプログラム的知識ほぼゼロなので散々無茶ぶりしてくるけど大体言いたいことはわかる(なぜなら私もまだまだ素人だからです)
しかし、これはweb系だからなどではなく今の職場の業務方法なだけかもしれないけど、スケジュールも資源もあったものではなく、ドキュメントもほぼ無いに等しく設計書やコード規約自体が見当たらないため、少ない経験とはいえ過去に見たものを参考に書いたりだとか、マメに「すいませんハマっちゃったんで他人の目が必要なんですちょっと見てもらっていいですか」などともっともらしい理由を付けて人にコードを読んでもらうなどしている(だって不安なんだもの)
ドキュメント作る作業が業務系やってたときに何よりも苦痛だったけど、ちゃんとしたものを作成して次に引き継ぐためには、ちゃんとしたドキュメントも用意するべきであるなと痛感
ドキュメント作成の苦痛を和らげるツールの作成を暇なときにでも行っておきたい所存
まあ今関わっているプロジェクトというのがお客さんの新規立ち上げの企画に関わるものだからというのも大きいかもしれないが



【業務系】:割とでかい組織のプロジェクトに二件ほど関わった感想として、共通して言えることは「何も見えねえ」
でかすぎて何も見えませんよ私は今どこの何を作成しているのですかと何度叫んだことか
経験が少ないとか1年目だったからというものはあるだろうが、最終的にどういうモノを作ればいいのかは理解できても誰がいつ(リリースとかじゃなくてもっとこう実用とでもいうのか、上手く言えないけどなんか)使うのよという最終的なものが外部からではわかりにくいため、既存のものが何がどうなって現行で仕事しているのかを誰に聞けばいいのかさえ不明な状態から入り、異常に疲弊した記憶がある
先に述べた「で、私何のために頑張ってんの」感が随所で発生するのがとにかく苦痛であった
反省として、もっと積極的に自発的に動くべき
長年保守に保守を重ねてきたプロジェクトがほとんどであるから、コードがひっ絡まっていても目的不明意味不明なアプリケーションであっても現場の長老のような人間を捕まえて色々聞き出せばヒントくらいは貰えたのでは(しかしわからないことかわからないという状況に陥ること多数であったため、その辺りは自社の先輩に頼りきりであった、多分これは今後もついてまわる問題であるので心に刻んでおかなくてはならないだろう、非コミュだの人見知りだの人間怖いだの言ってる場合ではない、ないがしかし人間が多いんだよ巨大プロジェクトはよォ)
規約などがしっかりしている分、ドキュメントの作成にもやたら厳しい
しかもそれがまたエクセルでオートシェイプが規定だとかセル結合が規定だとか画像を大量に貼り付ける必要があるなどの鬼畜仕様であった場合、ツール化もままならず泡を喰うはめになる(なった)
大量の紙を一日中穴あけパンチでどうにかし続け、キーボードに一切触らない日も存在した
謎の伝統を守り続けるというのはまあアレだけども、新人偽装派遣の身分ではこれも経験と飲み込ませて頂いたが、でっかい業務系プロジェクトではよくあることなのだろうか…
スケジュール管理なんかも、今のフェーズはドキュメント的にはここだけど全然違うことを現実ではやらなきゃならないということもままあって、律儀にWBSを読んでいたら現実エッ、ということはザラにある
ただ、ドキュメントがしっかりしているというのは本当によかった
そうでなければこういうプロジェクトは続行に困難を来すだろう
レビューもきちんと管理されているので、その点で不安はあまり無かったような気がする
私がコードを書く上で保守性について一番気にするようになったのはこういうプロジェクトに関わったことがきっかけである(気にするだけで出来てる気はしないのでもっと修行が必要なのだが…まだまだひどいコード書いてるという自覚はあるんだ、自覚だけは)
仕様書と設計書、あとテスト関係のドキュメント、たいせつです(きほんのきほん)